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子どもが負け組みでいいんですか?

一億総中流は過去の話。アメリカ型の格差社会が進行しています。

格差社会はいかにも悪のように語られますが、個人的には格差そのものは全く悪い事だとは思いません。なぜなら努力が報われる社会でなければ、努力をするモチベーションが失われるからです。

想像してみてください。

不良で義務教育すらまともに修了していないその日暮らしのとび職、特に努力もせず高卒でそのまま就職した中小企業一般職、子どもの頃から必死で勉強してきた医者や弁護士。

同じ給料なら名誉欲が強い方は別にして、わざわざ大変な思いをして医者や弁護士になりたいとは思いませんね。

結果で格差が付くのは当然であり、そのために努力をするのです。じゃあ何が悪いかと言えば、親の格差がそのまま子どもに受け継がれる事です。

親が下層なら子どもはどんなに努力しても下層。これが現在のアメリカの格差社会で、やはり努力するモチベーションを失ってしまいます。

日本も格差社会が進行すれば、いずれはそうなるでしょう。しかし幸いにも今のところ、そこまでの格差社会ではありません。

今なら努力しただけ報われる格差社会です。

今こそ子どもに努力をさせて格差のせめて中流以上の層にさせるチャンスなのです。

小さい子どもの面倒を見るのが子育てではなく、大人になった時を見据えて育てるのが真の子育てなのです。

最下層の生活

じゃあ、そのためには何をしたら良いのでしょうか?上流の余裕のある生活、中流の余裕まではいかなくても日々の暮らしに不自由はない生活を語るのではなく、最下層の厳しい生活を教える事です。

正社員とフリーターの賃金の違いはよく知られるところです。

経済アナリストの森永卓郎さんが「年収300万時代」と言っていましたが、独身正社員の年収300万円ならそれほどきつい生活ではありません。しかし、フリーターの年収平均は100万そこそこ。

家賃と光熱費を払えば、手元に残るお金は2万円もありません。いわゆるワーキングプアで、人間らしい文化的な生活は送れません。

結婚なんか絶対に無理です。しかも、正社員とフリーターの間に横たわる溝は、単純に賃金の差だけではありません。

社会保障、世間の信用なども全く違ってきます。もし病気や怪我で働けなくなった時、正社員なら治るまで休職し、全額とはいかなくてもある程度の給与保障もあります。しかし、フリーターなら病気や怪我になった途端、収入が途絶えてしまう事になります。

「今が楽しければそれでいい」と刹那的な生活を送っていた人が、ワーキングプアになっているのです。

将来を見据えて努力する事の大切さを伝え、努力しなければどういう人生が待っているかを教える事。これが、子どもと一緒に遊んだりご飯を食べる以上に大切な子育てではないでしょうか。

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